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キラー・コントラクター 暴かれる秘密

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(2019年/アメリカ)もうB級の匂いがプンプンしますね。絵本作家ケリーの父親が実家の階段から転落死。娘を連れて実家に帰ったケリーはそこに住むことにして学生時代の知り合いの男に家の改修を依頼したところ、ケリーや娘に身の危険が・・・というストーリー。ガスレンジが爆発するシーンでは、それはちょっとないんじゃないかというくらいに稚拙な炎の描写でほっこりする。スリラー映画だったはずなのに・・・。とはいえ、...

ディープ・インパクト

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(1998年/アメリカ)これもまた有名な映画ですが、地球に天体が衝突する系の映画でもっと有名なのは、本作とほぼ同時に公開された『アルマゲドン』ですね。そちらはエアロ・スミスの主題歌が当時そこらじゅうで流れていて聴き飽きたのと主演がブルース・ウィリスということでなかなか食指が動きません。冒頭の皆で天体観測するシーンはどこかで見覚えがあるなぁと思ったら、これも「天体衝突系」の『インパクト』(2009年...

サイコ・オンライン

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(2017年/カナダ)もうタイトルからしてB級感が漂います。そしてその期待を裏切らないとても誠実な作品です。女性救命士が自動車事故現場で救出したのはなんと夫!何とか一命を取りとめて入院生活・・・となると夫の稼ぎもなく、ひょんなことから自宅の部屋をネットで貸し出すことに。早速申し込んできた女性。その正体とは・・・。結構中盤から女性の正体は明らかになるのですが、彼女の描かれ方がヒール風だったり、「もう...

マネーボール

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(2011年/アメリカ)有名な映画、有名な主演俳優、ということであまり食指が動かず、これまで観なかった作品。ベースボール映画ですが、野球そのものよりマネジメントにスポットを当てた裏方ムービーです。冒頭から、旧態依然とした古株のトレード担当たちに、孤立無援でケチをつけ続けるGMピッド。なんせGMですから結局誰も文句は言えません。でも誰も付いてきません。お金も潤沢にあるわけではなさそうです。他球団のト...

トレイン・ミッション

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(2018年/アメリカ・イギリス・フランス)安定の無敵リーアム・ニーソン御大ですね。今回の舞台は通勤電車。原題「The Commuter」はそのまま「通勤者」なので随分とニュアンスが違いますね。通勤者(と言っても会社を解雇されて失意の帰宅中)ニーアム・ニーソンをトレイン・ミッションに巻き込む謎の女はヴェラ・ファーミガ嬢。『ミッション:8ミニッツ』、『エスター』など印象に残る女性を演じておられます。...

ベイビー・ブローカー

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(2022年/韓国)久し振りのソン・ガンホさん。この人が画面にいることの安心感って何なんでしょうね。観ながら「渥美清さんってこんな感じだったのかな」とずっと思ってました。『寅さん』シリーズを観たことないのにこういうのもなんですが、日本人ってスクリーンに渥美さんがいるだけで何だか安心するDNAみたいなものがある気がします。山田洋二さんがそれを上手く映画に撮ったのがあのシリーズという。閑話休題。今回も...

サイダーハウス・ルール

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(1999年/アメリカ)原作と映画の脚本はジョン・アーヴィング。『ガープの世界』 (1982)、『ホテル・ニューハンプシャー』 (1984)が映画化されていて観ましたが、どれもジョン・アーヴィングらしい登場人物に根差した喜怒哀楽が軸となる印象的な作品でした。本作もまず俳優陣がいいんですね。世捨て人のような滋味深いようなユニークな産婦人科医にはマイケル・ケイン。本作でアカデミー助演男優賞を受賞してい...

アクアマン

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(2018年/アメリカ)主人公が無敵すぎて、大船に乗ったような気持ちで観られる映画というのがあります。『96時間』シリーズのリーアム・ニーソン御大であったり、『ジョン・ウィック』シリーズのキアヌ・リーブスであったり。これもその系列です。アメリカらしいDCコミックスをベースにしたスーパーヒーロー映画です。主人公のジェイソン・モモアは本シリーズが出世作みたいですね。アクアマンというだけあって、ほとんど...

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(2018年/アメリカ)ほとんどパソコンの画面上でストーリーが進むという構成、アメリカで製作されながら主要キャストがアジア系俳優というサスペンス映画。そんな「なんだかいつもと違うぞ」感も相俟って、どんどん映画に引き込まれます。最愛の妻を病気で失って、思春期の娘と最近ぎくしゃく気味な主人公パパ。ある日娘が失踪し、彼女の情報を得るために娘のSNSをサーチするパパは娘を救い出せるのか・・・というストーリ...

マッドマックス/サンダードーム

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(1985年/オーストラリア・アメリカ)あのティナ・ターナー出演という時点で何となく暗雲が立ち込めてくるような気がします。気のせいであればいいのですが。結論から言うと全く気のせいではありませんでした。土砂降りレイニーディです。マックス・メル・ギブソンの仏頂面を画面の真ん中に据えて、ずっと不思議な世界観を見せ続けさせられます。それはそれでひとつの「映画体験」とも言えるわけですが。変に訓話的な内容もな...