16ブロック Cinema 2019/11/24 2 (2006年/アメリカ)ブルース・ウィリス氏主演のアクション映画というのは、どれも「ダイ・ハード」シリーズのスピンオフみたいで、それはもうサスペンス劇場における船越英一郎氏の存在と双璧と言っても過言ではないでしょう。というわけで本作も「エリート路線からはドロップアウト気味で頼りなさ気に見えつつも実は熱さを胸に秘めた男」であるヨレヨレ刑事が片平なぎさ嬢と・・・もとい、本業がラッパーのモス・デス君(ど... Cinema
オーロラの彼方へ Cinema 2019/11/24 2 (2000年/アメリカ)ずっとタイトルは知っていましたが、タイトルがタイトルなので何となく避けていた作品。原題「Frequency(周波数)」がどういう曲折を経ればこんなロマンチックなタイトルになるのか、と。オーロラが出てこないわけではないのです。異常気象によるオーロラの夜、30年の時空を超えて父と息子の無線機の「周波数」がリンクする、というのが映画の軸となっているので。この30年の時差を使って過... Cinema
バーニング・オーシャン Cinema 2019/11/24 2 (2016年/アメリカ)2010年に実際に起こったメキシコ湾原油掘削施設での爆発事故を描いた作品。とはいえ、オープニングは主演のマーク・ウォールバーグ氏(「ディパーテッド」、「ハプニング」、「テッド」シリーズ(未観))と妻役のケイト・ハドソン嬢(「スケルトン・キー」)のベッドシーンから。・・・このくだり、要りますか?気を取り直して、掘削施設ディープウォーター・ホライズンに舞台が移ると俄然スリリング... Cinema
エルム街の悪夢 Cinema 2019/10/26 2 (1984年/アメリカ)そもそもこの手のホラー映画が嫌いなんですね。夢の中で怪人に襲われ殺されて、現実でも死に至っているなんて、もうどうしようもないわけで、登場人物や観客を怖がらせる手法の安易さたるや、往年の「どっきりカメラ」への憤懣遣る方無さを思い出しました。簡単に言いますと「胸糞が悪くなる」というやつです。なので、こういう奴がこうなった理由なり弱点なりをつきとめてさっさと退治してくれ!という声... Cinema
人生はシネマティック! Cinema 2019/10/22 2 (2016年/イギリス)1940年、戦時下のロンドンが舞台ということで画面は重く暗く、そんな中で国民士気高揚のためのプロパガンダ映画を作らないといけないというストーリー。「これは『サイレンス』に引き続いてしんどい映画になるぞ」という覚悟に相反した「ロマンティック・コメディ映画」(Wikipedia)でした。なにしろ主役のジェマ・アータートン嬢が良いんですね。オドレイ・トトゥ嬢(「アメリ」、「愛し... Cinema
ベイビー・ドライバー Cinema 2019/10/22 2 (2017年/アメリカ)「映像と音楽のシンクロ」が話題となった作品。白昼堂々の銀行襲撃から怒涛のカーチェイスというご機嫌なオープニング。テイクアウトのコーヒーを片手に街を歩けばBGMの歌詞と街の看板や落書きがシンクロ。耳の聞こえないおじいさんと暮らすお洒落な部屋で音楽を流しながらのダンスはいかにも楽しげ。良く出来たミュージックビデオのノリですね。そんな軽いノリで進むのかと思いきや、主人公のベイビー... Cinema
沈黙 -サイレンス- Cinema 2019/10/13 4 (2016年/アメリカ)遠藤周作原作、マーティン・スコセッシ監督作品ということで、死ぬまでには観ておかなくてはならない一作ながら、遠藤周作作品の薄暗い世界観が苦手な当方、出来るだけ避けてきましたが観念して鑑賞。オープニング。製作・配給のロゴが浮かぶ中、虫の音だけがどんどん大きくなってきて「おいおい、クレッシェンドしすぎでは?」と思った瞬間、スパッと音が消え、画面に白い文字で「Silence」格好良... Cinema
ベストセラー~編集者パーキンズに捧ぐ Cinema 2019/10/06 4 (2016年/英・米)本作も主役級キャスト目白押しです。「ヘの字口をさせれば右に出る者なし」のコリン・ファース氏、たまたま連続で鑑賞のジュード・ロウ氏、その愛人役がニコール・キッドマン嬢。豪華!ちなみに端役のF・スコット・フィッツジェラルド役はガイ・ピアース氏(「プリシラ」「メメント」)。贅沢!ストーリーはタイトルが示すとおり、作家トマス・ウルフを世に出した名編集者のお話。全体としては地味な展開な... Cinema
コンテイジョン Cinema 2019/10/06 5 (2011年/アメリカ)ジャンルはよくある「伝染病パニックモノ」ですが、何気にキャストが豪華です。『エディット・ピアフ〜愛の讃歌〜』(未鑑賞)『インセプション』『ミッドナイト・イン・パリ』のマリオン・コティヤール嬢は伝染病に立ち向かう女医役、その上司は『マトリックス』などで独特の存在感を放つマリオン・コティヤール。伝染病で早々に妻と幼い息子を失う父親はマット・デイモン。SNSで人々を扇動するのはジ... Cinema
人生の特等席 Cinema 2019/09/30 2 (2012年/アメリカ)原題の「Trouble with the Curve」が一体どういう曲折を経ればこういう邦題になるのでしょうか。これこそが最たる「Trouble with the Curve」と云えましょう。というわけで、のっけから苦言でなんですが、主役は大御所ダーティハリーことクリント・イーストウッド!役柄はメジャーリーグの老スカウトマン。娘の有能かつ美人な弁護士、エイミー・アダムス嬢(... Cinema