Cinema

断崖

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(1941年/アメリカ)これはヒッチコック監督作品ですね。『汚名』『北北西に進路を取れ』のケーリー・グラント氏がなんともいい加減でナンパな優男役。そんな男と結婚してしまう妻役は『レベッカ』のジョーン・フォンテイン嬢。モノクロなのに綺麗さが鮮やかに伝わってきます。さすがヒッチコック監督、女優を綺麗に撮らせば右に出るものなしですね。前半のロマンス部分が長くて、後半の奥さんが旦那に対して疑心暗鬼になって...

殺人カメラ

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(1948年/イタリア)これは何で観たんだっけかな?サスペンスかホラーだと思って観始めたんだと思います。観たあとで気付きましたが、あの『無防備都市』のロベルト・ロッセリーニ監督作品です。これはロッセリーニ監督には珍しい「コメディ」なのだそうですが、これも言われるまで気付きませんでした。まぁ写真をカメラで写すと、その被写体がその写真のままの姿勢で死んでしまう、という設定は確かに荒唐無稽ではありますが...

乱れからくり

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(1979年/日本)洋画であまりピンとくるものがないので松田優作氏主演作ということで。共演がまた凄いんですね。篠ひろ子、先日亡くなられた野際陽子、沖雅也、田中邦衛・・・実に濃いメンバーです。野際さんの荒削りな演技もさることながらやはり田中邦衛氏の演技はもう「やり過ぎ!」の一言。よくもまぁこのまま使ったね、監督、という感じです。音楽は大野雄二氏!篠ひろ子さんはしかし当時から変わりませんね。ちょっと影...

ズーランダー

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(2001年/アメリカ)男性モデル界をネタにした、実にアメリカらしいコメディ作品。柳沢慎吾似の主人公ズーランダーの決め顔が名前は違えどどれも一緒、というシーンでの女性記者(主役の実の奥さんです)のトホホ顔やモデルウォーク対決(!)のジャッジメントをするデヴィッド・ボウイ(本人です!)の呆れ顔などが実に深く静かな笑いを誘います。なにはともあれカメオ出演陣が凄いんです。私が名前を知っているだけでも前述...

エド・ウッド

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(1994年/アメリカ)「史上最低の映画監督」という称号を持つ実在の映画監督の半生を描いた作品。興味が沸かないわけがありません。「史上最低の映画」とは一体どのようなものなのか、そしてそれは一体どのような人物のどのような想いによって撮り続けられたのか・・・。というわけで、監督は『バットマン』『シザーハンズ』『チャーリーとチョコレート工場』などの売れっ子ティム・バートンさん。主演はこれも超売れっ子のジ...

ムトゥ 踊るマハラジャ

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(1995年/インド)前回初めて観た、所謂”ボリウッド”『きっと、うまくいく』が面白かったので、二本目となるインド映画。主役はラジニカーント氏、愛称『スーパースター・ラジニ』。ぱっと見たとき「あ、吉幾三だ!」まぁ166分間、この人が歌うわ、踊るわ、蹴るわ、殴るわの大騒ぎ。1970年代くらいの作品かと思いきや、1995年・・・もうちょっと洗練されても良さそうな。ストーリーといい演出といい高校の学芸会...

フィフス・エレメント

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(1997年/フランス)これもdTVのサムネイル買いで、一体どんな映画なのか分からないまま鑑賞。見始めてから「あ、ブルース・ウィリスが主演なんだ」「あ、リュック・ベッソン監督作品なんだ」と。リュック・ベンソン監督作品は「レオン」(未見)、「ルーシー」などです。で、「あ、SFなんだ。古代遺跡と宇宙人・・・それから300年後・・・なんだか『ブレードランナー』みたいだな」と途中まで真面目に観ていたのです...

マッチポイント

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(2005年/イギリス)これはジャケ買いの一本。スカーレット・ヨハンソン嬢がいつも目に付いて仕方なかった、と。という不純な動機(?)ながら、まさかあのウディ・アレン氏が監督・脚本作品とは。冒頭から気持ち良いくらいにパッパッと話が進んでいく。あれよあれよという間に、大金持ちの息子のテニスコーチになって、その妹と恋仲になって、大金持ちの息子のフィアンセと出来ちゃって・・・3分クッキングばりの下ごしらえ...

蘇える金狼

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(1979年/日本)というわけで、『野獣死すべき』に続く松田優作さん主演作品です。まぁ本作品も優作氏の怪演が面白かったです。真面目なサラリーマンとしてのズラからしてずっこけました。素晴らしい。あとは風吹ジュン嬢が今とほとんど変わらないのがビックリ。しかし同じ作品を真木蔵人さんやテレビドラマに至っては香取慎吾さんというキャストでやったようなのですが、優作氏の演技が放つサイキックというかスピリチュアル...

自転車泥棒

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(1948年/イタリア)これはずっと昔、学生時代にレンタルで観たことがある作品なのですが、どんな映画だったかさっぱり覚えてなかったので再見。やっぱり全然覚えてませんでした。たまたま先日観た「無防備都市」と並ぶネオレアリズモ映画の代表作と言われている作品らしいのですが、まぁ社会の底辺を舐めるように撮られた映画ということなのでしょう。大不況の最中「自転車を持っていること」を条件にやっと仕事を得た主人公...