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エリカ&パトリック事件簿 踊る骸

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(2013年/スウェーデン・ドイツ)どう贔屓目にみてもイマイチなタイトルで、全く期待せずに鑑賞。しかしながら、制作国スウェーデン・ドイツというお国柄もあってか、抑えたトーンで延々と緊張感を保ったままエンディングを迎える、なかなか見応えある作品でした。夫と生まれたばかりの子どもとともに引っ越ししてきた女性作家のもとに「お前の兄だ」という見知らぬ男が訪ねてくる。というサスペンスフルな出だし。それが戦争...

ユージュアル・ネイバー

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(2013年/アメリカ)後から知りましたが『ワイルドシングス』のジョン・マクノートン監督作品とのこと。というわけで、このところのB級路線とは一線を画した作品となっております。登場人物はそれほど多くないのですが、子役も含めてそれぞれが安定感のある演技で目が離せませんし、ちょうど良い頃合いに事態が進んでいく脚本も観客を飽きさせません。上手いですね。クライマックスはもっと主人公たちを追い詰めることも可能...

バッド・トラップ

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(2013年/アメリカ)タイトルからしてB級感が漂いますが(原題「Abstraction」=抽象化)、さてどうでしょうか。って最近このパターンばかりですね。もう何と言ってもカメラワークやコマ割りがB級で、やたら画面はグラグラ揺れるし、思わせぶりながら全く意味のないカット(どうでもいい横顔を別角度から撮ってみたり、風景を挟んでみたり)が多すぎて・・・。細かいところですが、特にヒロイン役のリップノイズ...

ヒッチハイク・キラー

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(2015年/フランス・イギリス)タイトルからしてB級感が漂いますが(原題「Road Games」)、さてどうでしょうか。ヒッチハイクで旅する、ちょっとハリーポッター・ダニエル・ラドクリフ君似の英国青年が、同じくヒッチハイカーの仏国女子と出会い、「ヒッチハイク殺人」がニュースとなっている最中、いかにも怪しげなおじさんの車をヒッチハイクして・・・というストーリー。このおじさんの奥さんもなかなかにエキ...

ラスト・シーン ~未来を見た女

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(2018年/アメリカ)中盤くらいまで「これはB級なのだろうか、そうではないのだろうか」と判断が付かなかったのですが、終盤にかけて「大丈夫、これはB」だと。極め付けはラスト、クライマックスたるべき乱闘シーンや黒幕が誰かという謎解きのグダグダさですが、そもそも主人公の「未来がフラッシュバックする」という折角の(そして本作の唯一の差異化ポイントである)設定がほとんど生かされていないのが致命的です。最近...

ラスト・デイズ

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(2013年/スペイン)ハンガリーの次はスペインです。外に出ると発作を起こして絶命してしまう「病気」(?)が大流行し、屋内で生活せざるを得なくなった人々。主人公は妊娠中の妻を探して、地下鉄から下水道を抜けて彼女の職場に向かうが・・・というストーリー。主人公の「相棒」、そもそも彼を退職させる気満々だった本部のいけ好かないジャック・ニコルソン風なおっさんの存在感で映画が締まります。教会で急に巨大クマに...

LOOP ループ 時に囚われた男

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(2016年/ハンガリー)ハンガリー映画って珍しいですね。そう言われてみると何となく沈んだ感じの画面が北欧っぽい感じです。映画ジャンルに「ループ系」がありますが、タイトルからしてまさにそれ系です。先般のロボット系もなかなか鑑賞に堪えないですが、このループ系もなかなか難しいジャンルで、繰り返しているうちに見飽きたり(『ハッピー・デス・デイ』に至っては主人公自身も飽きてたり)、そもそもなぜループ状態に...

トランスフォーマー

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(2007年/アメリカ)男子ってこういう映画結構好きだよね、と自分に言い聞かせながら鑑賞。そして、やっぱり駄目でした。冒頭のロボットがアメリカ空軍基地を壊滅させるシーンは見応えがあったのですが、もうそれ以降の展開が日曜朝のロボット戦隊シリーズのようで観ていられません。「地球の事情なんか知ったこっちゃない」はずの地球外生命体なのか機械体なのか分かりませんが、そんなのが地球人と意思疎通とか友情とか、な...

はじまりのうた

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(2013年/アメリカ)音楽系の映画で良かったと思える作品ってないんですね。というわけで、今回もあまり期待せずに鑑賞。結論から言うと、思ったほど悪くはなかったですが、それでも「良かった!」と言えるほどではない、というところです。基本的に音楽に対する過度な「美化」とか「ビジネスの裏側」みたいなものに興味がないというか、感覚がマヒしているというか、いちいちあれこれ一喜一憂できないというか、要するに作り...

レッド・ダイヤモンド

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(2016年/カナダ)ブルース・ウィリスちょい役B級シネマシリーズです。大体シリーズを総じて言えることですが、「一体何のために作られたのか想像もつかない映画」です。主役の泥棒チームのリーダー氏といい、悪役のブルース・ウィリスといい悪い男のくせに変に女に弱いんですね。なので何をやらせても今一つピリッとしない。「そりゃまぁ、グズグズになるよな」と。女に弱い泥棒チームのリーダー、といえば我らがルパン三世...