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ローズマリーの赤ちゃん

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(1968年/アメリカ)これもずっと気になっていた作品。「チャイナタウン」「戦場のピアニスト」(未見)のロマン・ポランスキー監督。確かホラー映画コーナーにあったので、「誰も乗っていないベビーカーが階段の上から転がってくる」系なお話かと思いきや、やはり一番怖いのは人間なのでした。最後、赤ちゃんをちゃんと見せないところや、ローズマリーがどうなっていくのかをはっきり見せないところが逆に良いと思いました。

俺たちに明日はない

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(1967年/アメリカ)なんということもなく「明日に向かって撃て」と混同してしまう本作品。奇しくもどちらも実在したギャングがモデルとなっています。そして銃弾で蜂の巣、というエンディングも共通ですね。「明日に向かって撃て」は建物から飛び出す二人のストップモーションがセピア色になっていくと同時におびただしい銃声・・・というものですが、本作は通称「死のバレエ」と呼ばれる銃弾に踊らされる二人を生々しく捉え...

キャプテン・アメリカ

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(2011年/アメリカ)これは最近色んなところで見聞きすることの多かった作品だったので。アメリカ映画って時々こういう独善的なのがありますね。多分敢えてなのだと思うのですが、「世界の中心はアメリカである」という。この作品も70年前のナチスとアメリカの戦いが中心なので「悪者ナチを退治する善者アメリカ」という絵にかいたような勧善懲悪振り。でも根底には先般のタランティーノ監督「イングロリアス・バスターズ」...

太陽がいっぱい

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(1960年/フランス・イタリア)「面白い映画」でときどき見かける作品。タイトルと主演のアラン・ドロンさんのお名前がかねがね伺っておりました。昭和の時代、「男前」の代名詞となるだけあってドロン氏、確かに男前です。なので、タイトルの持つ能天気さもあって、ドロン氏の魅力を前面に押し出したアイドル映画なのかと思っておりましたが完全犯罪を目論むサスペンス映画でした。しかしそこはフランス映画というだけあって...

ロッジ

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(2014年/アメリカ)これはサスペンスコーナーにあったのかな?ホラーコーナーかな?以前、何かの映画の「新作紹介」で見た記憶があったので借りてみた、と。山奥のロッジにやってきた10名の男女(この人たちの繋がりもイマイチよく分からない)が次々にひとりずつ消えちゃう、という話。ネタバレしちゃいますが、何故消えちゃうのか、どこに消えちゃうのか、どういうタイミングで消えちゃうのか結局何も明かされません。こ...

スクール・オブ・ロック

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(2003年/アメリカ)サスペンスを見尽くしてしまったので最近はネットで「面白い映画」と検索してヒットする作品を見ておりますが、これはコメディ部門でよく見かける作品。音楽ものということでちょっと気になっていたのです。というわけでバンド好きの無職男が嘘をついて進学校クラスの臨時担任に、勉強なんて教えられない彼が教えたのは「ロック」でした・・・というストーリー。ハチャメチャですが、主役のジャック・ブラ...

イングロリアス・バスターズ

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(2009年/アメリカ)というわけで例によってタランティーノ監督作品です。本当に好きじゃないんです。「どうせ映画だし何でもやったってOKなんだ」という振り切れ方がグロい方に結構行きがちなので。そういうシーンは余所を向いてますが、映画としてはやっぱりつい惹きこまれちゃうんですね。冒頭の綺麗な草原の丘に立つ小さな家にナチスの調査官が来るところから始まる。「絶対、シャレにならないことになるぞ」ともうヒヤ...

ジャッジ 裁かれる判事

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(2014/アメリカ)「裁判もの」作品はこれまでも色々と観てきましたが、これは「裁く立場の判事が裁かれる側に」というストーリーです。「シャーロック・ホームズ」のロバート・ダウニー・Jr、「8ミニッツ」や「ディパーデッド」のヴェラ・ファーミガなど豪華な俳優陣ですが、いかんせん描かれる何もかもが中途半端でした。「父と子の葛藤」「兄弟の葛藤」「夫婦の葛藤」「弁護士としての倫理観」「裁判という駆け引き」「...

市民ケーン

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(1941年/アメリカ)これは「面白い映画」などで検索するといろんなところで出てくるので、ずっと気になっていた映画。「市民ケーン」という身も蓋もないようなタイトル、さてどんな映画やら。しかしオープニングの映像から時間軸が行ったり来たりするのに違和感なく観られる構成の妙、練りに練られたカメラアングルや動き、モノクロに映える光と影のコントラスト・・・もう見どころだらけで、全く目が離せません。そして「薔...

プリシラ

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(1994年/オーストラリア)これは、前回観た「きっと、うまくいく」が良かったので、同じコメディコーナーでお薦めになっていた作品。あまり内容も確かめずにパッと選びました。なんかお洒落な感じもしたので。蓋を開けてみると、3人の「オカマ」によるロードムービー。うーむ。別にマイノリティを蔑視するわけではないけれど、「おかま」の気持ちにイマイチ感情移入できないし、アカデミー衣裳デザイン賞を受賞した衣装もあ...