アメリカン・ハッスル

Cinema

(2013年/アメリカ)

チョイスは何となく面白そうだから。

タイトルもそうですし、冒頭の主役クリスチャン・ベール氏の薄毛ネタもそうですし、すっかりコメディ映画という感じで観ていたのですが、例によってFBIがしゃしゃり出てきたり(こういう組織が出てくると筋がなんだか分からなくなりがち)、腹ボテ薄毛の主役氏に愛人エイミー・アダムス嬢やジェニファー・ローレンス嬢はメロメロだし、誰が騙して騙されているのか途中から完全に置いていかれて・・・という感じでした。

ちなみにジェニファー・ローレンス嬢は第79回ニューヨーク映画批評家協会賞で助演女優賞を受賞。なんといいますか、良い作品には必ず良い悪役がいて、観ていて思わず「こいつ、本当に何とかしてくれ!」と言いたくさせてくれるんですね。「十三人の刺客」の稲垣吾郎君とか。そういう役者さんがいるおかげで映画の陰影がくっきりと浮かび上がってくる。

途中で出てくるマフィアのボスの存在感が凄いな、と思っていたのですが、なんとあのロバート・デ・ニーロ氏。アラビア語で凄む様は観ていてこちらも凍りつきました。流石です!

よく分からないので色々とネットの解説を読んでいるうちに「なるほど、これは良い映画なのかもしれない」と思ってくるようなそんな映画でした。

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