タクシードライバー

Cinema

(1976年/アメリカ)

「いつかは見なくちゃ名作」シリーズ。

監督は「ディパーテッド」「シャッター アイランド」のマーティン・スコセッシ。こんな頃から監督されてたんですね。主演はロバート・デ・ニーロ。「ハイド・アンド・シーク(2005年)」や「レッド・ライト(2012年)」などお爺さんデ・ニーロしか知らなかったので楽しみです。

のっけから自然なぼかし効果を生かした夜のニューヨークのダウンタウンと気怠いジャズ。良い感じです。で、やっぱりロバート・デ・ニーロの演技力というか存在感に惹き込まれてグイグイ見れてしまう。

実は前情報として「この映画に影響されて実際にレーガン大統領暗殺未遂事件が起こった」ということを知っていたので、「あー、やっぱりやっちゃうんだ」と固唾を飲んで見つめていると「あれ?」。

で13歳の売春少女の商売宿に一人で殴り込んで死んじゃったのかと思ったら、生きててしかも「不幸な少女を救ったスーパーヒーロー」に!・・・「あれ?」

映画を見終わって正直「これでいいのだろうか?」と思ってしまいました。と書きながら気づくのですが、それこそがスコセッシ監督の思う壺なのです。まさに主人公の「これでいいのだろうか?」という気持ちに、知らず知らずのうちに観客の気持ちも完全にシンクロしてしまっているんですね。名作、名監督たる所以でしょう。

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