(2016年/アメリカ)
ブラッド・ピット出演作が続きます。しかも夫婦で工作員という『Mr.&Mrs. スミス』な構図で、本作の奥様はマリオン・コティヤール嬢。『インセプション』や『ミッドナイト・イン・パリ』、『コンテイジョン』でお見かけしているはずですが、覚えてないなぁ。
ストーリー的にはエンタメ要素の濃い『Mr.&Mrs. スミス』と違ってシリアス寄り。ナチス・ドイツが絡むとそれだけでピリピリムードが漂います。なんせ現実が映画以上に非現実ですから。
中盤に二人が夫婦となった辺りであとの展開は読めましたが、それでもブラッド&マリオン夫妻はそれぞれの役を丁寧に演じていて、ラストも過剰な演出抜きでさらっと終わったのが逆にグッときました。
でも(贅沢とは分かりつつ)もう少し何かが加わればもっと良いものになっただろうなと思うんですね。あともう少し「塩」が足りない、みたいな感じが。
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズや『フォレスト・ガンプ/一期一会』など名だたる映画を撮ったロバート・ゼメキス監督に文句をつけるなんて、それこそ工作員に闇に葬られちゃいそうですけれど。
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