RUN

Cinema

(2020年/アメリカ)

ほとんど母と娘だけで進むサスペンス映画。ですが二人の演技が秀逸で飽きさせません。しかも娘のキーラ・アレン嬢は本作が映画初出演とは。

身体が不自由で幼いころから車いす生活の娘クロエ。自分の幸せは後回しに娘の看護に日々を過ごす母親と二人暮らし。それでも楽し気に過ごす彼女たちですが、娘が大学の合否結果を待つ辺りから二人の関係にずれがでてきます。

そのずれは中盤からはっきりと「狂気」としてあらわれるのですが、ラストにささやかなどんでん返しがあります。

それを蛇足と見る向きもあるのですが、そうしたくなる気持ちも分かるくらいに、なかなかの没入感を味わえる映画でした。

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