Cinema

夜の訪問者

Cinema
0
(2015年/イギリス) 『夜の訪問者』と検索すると1970年公開の映画がヒットするのですが、これは全く別物でBBC制作のTV映画。隅から隅まで英国紳士な雰囲気が漂う重厚なサスペンスとなっています。 絵にかいたような金持ちファミリー、将来の娘婿を迎えての家族パーティーの終わり際に訪れた警部が自殺した女性についての聴取を始めます。経営者の父親も、娘も、娘婿も、息子も、母親も異口同音に「そんな娘は知ら...

ミッシング・レポート

Cinema
0
(2018年/アメリカ) 『メメント』(2000年)のガイ・ピアース氏に5代目007ピアース・ブロスナン氏という豪華共演でありながら、日本劇場未公開、WikiPediaには英語ページしかない、という作品。 なんだか見ないうちにすっかりシュワルツェネッガー氏みたいな風貌になってしまったガイ・ピアース氏が演ずるのは哲学の大学教授。近くの湖で女子学生が行方不明となり、後に死体で発見されるのですが、ガイ教...

ウィッチ

Cinema
0
(2015年/アメリカ・カナダ) これも予備知識なく鑑賞。 若干離れ目のヒロインはもちろん『スプリット』(2016年)のアニャ・テイラー=ジョイ嬢。 オープニング早々に、敬虔なキリスト教信者のアニャ嬢一家はその信仰が倦厭され村を追放となり、荒野に丸太小屋を建てて暮らし始めます。 しかし前回の『カルマ』といい、マーティン・スコセッシ監督の『サイレンス』といい、映画で描かれるキリスト教信者ってなんでこ...

テルマ

Cinema
0
(2017年/ノルウェー・スウェーデン・デンマーク・フランス) なかなか制作国が4つ並ぶ映画も珍しいですが、全く予備知識なく鑑賞。 確かに北欧っぽい沈んだ色合いの画面で、ストーリーも何となく重い。主人公テルマ役のエイリ・ハーボー嬢はどことなくグレタ・トゥーンベリさんを彷彿とさせます。 そんな彼女が背負っているのは敬虔なキリスト教信者で厳格な両親、そして「特殊な能力」。 何とか田舎町に住む両親の元を...

コードネーム U.N.C.L.E.

Cinema
0
(2015年/イギリス・アメリカ) ジャケ写というかタイトルがずっと気になっていた一作。まあスパイ映画なんだろうなと思いきや、まさにド・スパイ映画。007さながらの冒頭のアクションシーンが爽快です。WikiPediaによると1960年代のテレビドラマ『0011ナポレオン・ソロ』のリメイクなのだそうです。 音楽の使い方がお洒落なのは、マドンナの元旦那さん(=哀しき形容詞)ガイ・リッチー監督の真骨頂で...

マディソン郡の橋

Cinema
0
(1995年/アメリカ) 本作が「なんだかしんどそう」なのは「ハーレクイン的不倫賛美映画を誰がわざわざ観るもんか」という理由、一言でいえば個人的偏見です。「なんだかしんどそう」なのは当方なのでしょう、たぶん。 監督・製作・主演はクリント・イーストウッド御大。 クイーンはメリル・ストリープ嬢。WikiPediaによるとこの役には色んなキャスト案があったようなのですが、「平凡な主婦」と「ハーレクインな...

ものすごくうるさくて、ありえないほど近い

Cinema
0
(2011年/アメリカ) 「なんだかしんどそう」というユルい理由で避け続けてきた作品を観るモードになっているようで、今回もそんな一作。タイトルがもう「なんだかしんどそう」の最たるな感じですもんね。原題の「Extremely Loud & Incredibly Close」を忠実に訳した邦題はインパクトがあって印象的です。 キャストはまるで気にしていなかったのですが、対人恐怖症の傾向を持つ11歳の主...

ポルターガイスト

Cinema
0
(1982年/アメリカ) ガチなホラー映画はあまり見ないのですが酷暑の折、涼を求めて。 結構怖がりなのでかなり構えてましたが、オープニングのクレジットに「スティーヴン・スピルバーグ」の名前を見つけてホッとする。なんだ「ジェラシック・パーク」のノリで観てればいいのか、と。まあ「ジェラシック・パーク」は未観なわけですが。 「何かが起こる」ことを前提に構えている観客に、20分ほど「何も起こさず」に引っ張...

七つの大罪

Cinema
0
(1952年/フランス) 「七つの大罪(傲慢、強欲、嫉妬、憤怒、色欲、暴食、怠惰)」というと、どうしてもデヴィッド・フィンチャー監督の「セブン」を思い浮かべてしまいますが、本作は「罪」ごとに違う監督が撮るオムニバスという構成です。 遊園地の「七つの大罪」という玉投げアトラクションで、人形を落とすとそのストーリーが始まる展開も楽しいですね。 〔第一話・強欲と憤怒〕監督・主演:エドゥアルド・デ・フィリ...

運命のボタン

Cinema
0
(2009年/アメリカ) 若干苦手なキャメロン・ディアス嬢主演のサスペンス映画。「どんでん返し」で調べるとときどきヒットするので気になっていた作品。原題は「The Box」。 ある朝、玄関前に箱が置いてあって、開けてみるとボタンがついた木箱が・・・その日の夕方、左半分顔が爛れ落ちた紳士がやってきて「ボタンを押すと100万ドル貰える代わりに貴方の知らない誰かがどこかで死ぬ。明日の5時までに押さなけれ...