Cinema

人生はシネマティック!

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(2016年/イギリス) 1940年、戦時下のロンドンが舞台ということで画面は重く暗く、そんな中で国民士気高揚のためのプロパガンダ映画を作らないといけないというストーリー。 「これは『サイレンス』に引き続いてしんどい映画になるぞ」という覚悟に相反した「ロマンティック・コメディ映画」(Wikipedia)でした。 なにしろ主役のジェマ・アータートン嬢が良いんですね。‎オドレイ・トトゥ嬢(「アメリ」、...

ベイビー・ドライバー

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(2017年/アメリカ) 「映像と音楽のシンクロ」が話題となった作品。 白昼堂々の銀行襲撃から怒涛のカーチェイスというご機嫌なオープニング。テイクアウトのコーヒーを片手に街を歩けばBGMの歌詞と街の看板や落書きがシンクロ。耳の聞こえないおじいさんと暮らすお洒落な部屋で音楽を流しながらのダンスはいかにも楽しげ。良く出来たミュージックビデオのノリですね。 そんな軽いノリで進むのかと思いきや、主人公のベ...

沈黙 -サイレンス-

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(2016年/アメリカ) 遠藤周作原作、マーティン・スコセッシ監督作品ということで、死ぬまでには観ておかなくてはならない一作ながら、遠藤周作作品の薄暗い世界観が苦手な当方、出来るだけ避けてきましたが観念して鑑賞。 オープニング。製作・配給のロゴが浮かぶ中、虫の音だけがどんどん大きくなってきて「おいおい、クレッシェンドしすぎでは?」と思った瞬間、スパッと音が消え、画面に白い文字で 「Silence」...

ベストセラー~編集者パーキンズに捧ぐ

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(2016年/英・米) 本作も主役級キャスト目白押しです。「ヘの字口をさせれば右に出る者なし」のコリン・ファース氏、たまたま連続で鑑賞のジュード・ロウ氏、その愛人役がニコール・キッドマン嬢。豪華! ちなみに端役のF・スコット・フィッツジェラルド役はガイ・ピアース氏(「プリシラ」「メメント」)。贅沢! ストーリーはタイトルが示すとおり、作家トマス・ウルフを世に出した名編集者のお話。 全体としては地味...

コンテイジョン

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(2011年/アメリカ) ジャンルはよくある「伝染病パニックモノ」ですが、何気にキャストが豪華です。 『エディット・ピアフ〜愛の讃歌〜』(未鑑賞)『インセプション』『ミッドナイト・イン・パリ』のマリオン・コティヤール嬢は伝染病に立ち向かう女医役、その上司は『マトリックス』などで独特の存在感を放つマリオン・コティヤール。伝染病で早々に妻と幼い息子を失う父親はマット・デイモン。SNSで人々を扇動するの...

人生の特等席

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(2012年/アメリカ) 原題の「Trouble with the Curve」が一体どういう曲折を経ればこういう邦題になるのでしょうか。これこそが最たる「Trouble with the Curve」と云えましょう。 というわけで、のっけから苦言でなんですが、主役は大御所ダーティハリーことクリント・イーストウッド!役柄はメジャーリーグの老スカウトマン。娘の有能かつ美人な弁護士、エイミー・アダムス...

ザ・シークレットマン

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(2017年/アメリカ) 主演のリーアム・ニーソン氏と言えば「96時間」シリーズや「フライト・ゲーム」の印象が強烈で「無敵親父」にしか見えないのですが、出演作品を眺めるとあらためてその錚々たるラインナップぶりに驚かされます。 『レ・ミゼラブル』(1998年)は観たはずなんですが覚えてないなぁ。最近観たマーティン・スコセッシ&ディカプリオの『ギャング・オブ・ニューヨーク』では冒頭の壮絶な対決シーンで...

レディ・ガイ

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(2016年/アメリカ) 「dTVお薦め」シリーズ。今回は「サスペンス」。 タイトルが表するとおり「おんな・おとこ」、弟を殺された整形女医によって女に性転換された殺し屋の話です。 主役のミシェル・ロドリゲスさんは女性ですが、殺し屋が男だったシーンも特殊メイクで演じたということです。ふーん。関係ないですが、どうしてもキング・オブ・ポップ、マイケル・ジャクソンに見えて仕方なかったです。ポウっ! マッド...

ジョナ・ヘックス

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(2010年/アメリカ) 今回も「dTVお薦め」に薦められるがままに鑑賞。もう最近選ぶのが面倒臭くなってきてですね。それにしてもお薦めポイントが「洋画」というのもざっくりし過ぎですが。 レストランで「今日のお薦めは?」と訊いたら「そうですね。西洋料理はいかがでしょうか」と言われるようなもんです。「・・・では、それを」何が出てくるのかドキドキものです。 とはいえ、チラリと解説を見たところ、『トランス...

追撃者

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(2014年/アメリカ) dTVの「あなたへのお薦め」で薦められるがままに鑑賞。「ん?この顔は・・・」 『ルパン三世 カリオストロの城』のカリオストロ伯爵を彷彿とさせる、底意地の悪さを濾して固めて四角にしたような顔・・・久々に登場のマイケル・ダグラスその人です。金持ちの意地悪オヤジをやらせたら右に出る者は4~5人くらいのものでしょう。『ゲーム』(1997年)の扱われ方がいい気味でした。 見渡す限り...