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エンド・オブ・ステイツ

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(2019年/アメリカ)「荒唐無稽」続きです。アメリカ合衆国大統領にはモーガン・フリーマン御大。ご無沙汰いたしております。相変わらずの滋味深い微笑みに癒されます。『ジョン・ウィック』キヌア・リーブス氏とタメを張るシークレットサービスにはジェラルド・バトラー氏。知らないなぁ。系列としてはラッセル・クロウ系です。そんな系列があるのか分かりませんが。そこかしこで評価の高い、冒頭のドローン襲撃シーンにはド...

ジョン・ウィック:パラベラム

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(2019年/アメリカ)「荒唐無稽」というラベルを貼ってタイムカプセルに入れて埋めたくなるような『ジョン・ウィック』シリーズ第3弾。ここまでくると、ごちゃごちゃ言わずに見たくなりますね。満身創痍でニューヨーク中の暗殺者から狙われるジョン・ウィック。もう目をつぶっていても大丈夫なくらいに、危機的状況を切り抜けつつ、モロッコへ飛ぶ。何だかトゥームレイダーみたいな展開になってきました。モロッコで待ってい...

ハスラーズ

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(2019年/アメリカ)ストリップ劇場が舞台ということで、予想通りの浮かれた世界が描かれる前半部分に対して、リーマンショックでどんどん右肩下がりになっていく世の中とともに沈まぬように、犯罪で抗うストリッパーたち・・・という実話を上手くまとめて映画にした作品。前述のとおり、前半は観ていて「やっぱりこんな感じかぁ」と引き気味なのですが、中盤から気づかないうちに引き込まれてしまいます。中国系のコンスタン...

ホテル・ムンバイ

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(2018年/オーストラリア・インド・アメリカ)2008年に起きたインドのムンバイ同時多発テロを題材にした本作。短編映画を撮っていたアンソニー・マラス監督の初長編映画ということですが、徹頭徹尾無差別銃殺のオンパレードにもかかわらず、最後まで目を離すことができない秀逸な映画作りです。それは、美人セレブや憎まれ役の元軍人、今にも『セロリ』を歌い出しそうな山崎まさよしさん似のウェイター、絶えず難しい判断...

ヴァレリアン 千の惑星の救世主

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(2017年/フランス他)のっけからCG(って最近は言わないか)全開で、天国のような惑星が他の星の戦争に巻き込まれて滅亡する様が描かれる。そこに『ハイスクール白書』のオーディションを受けに来たのに間違ってキャスティングされたようなチャラい男女(少佐と軍曹、だと?)が、これまたド派手CGをバックに面倒臭そうに任務をこなす。CGも最初は綺麗だと観てましたが、すぐに胃もたれしてくる。夜店のカラフルな飴玉...

ジョン・ウィック:チャプター2

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(2017年/アメリカ)前作を観た流れで。前回は愛犬と愛車の恨みで大暴れでしたが、今回は自宅爆破により。やはり大義が大事です。ニューヨーク中の殺し屋に狙われるジョン。観ているこちらはちっともドキドキハラハラなんてしません。だって撃たれようが何されようが無敵なんですから。そういう意味では、好むと好まざるとしっかりリーアム・ニーソン御大の跡を継いでいるわけです。本作のポイントはローレンス・フィッシュバ...

ジョン・ウィック

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(2014年/アメリカ)『マトリックス』のキヌア・リーブスさんですね。多分そう言われることを潔しとしないご本人が製作総指揮も兼ねて作ったのが本作だと思われます。妻となる女性を愛するがために引退した凄腕の殺し屋(「やつは鉛筆1本で3人殺したんだ。鉛筆1本で、だぜ」)ジョン・ウィックが病死した妻が残した子犬を殺された復讐に元の雇い主の組織に殴り込む・・・もう荒唐無稽の貸し切りハイウェイど真ん中一直線、...

ミッドウェイ

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(2019年/アメリカ)基本的に戦争ものは避けてきたのですが、最近本当に観るのがないんですよね。日本軍チームの俳優さんは國村隼さん、豊川悦司さん、そして浅野忠信さん。浅野さんは『バトルシップ 』『沈黙 -サイレンス- 』など海外作品で引っ張りだこですね。御三方とも渋い演技で魅せてくれます。というわけで、アメリカ映画でありながら、別に日本を犬畜生扱いするでもなく(もちろんセリフではボロクソですが、そ...

カサノバ~最期の恋~

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(2019年/フランス・ベルギー・アメリカ)これも前回に引き続き「絶対に観ないタイトルだけど、他に観るのもないから仕方なく観ました」シリーズ。カサノバ。全く興味も関心もありません。生涯で1,000人切り?ふん。まぁもう徹頭徹尾フレンチな映画で、セーヌ川の流れの如くゆるやかに、それはもうゆるやかに時間は流れます。故 岡田眞澄氏から色気のすべて抜いたようなバンサン・ランドン氏演ずるカサノバさんよ、終始...

恋におちたシェイクスピア

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(1998年/アメリカ・イギリス)もうタイトルからして受け容れ難いですね。絶対観るもんかとここまできましたが、もうたいがいdTVの洋画は観尽くしていて、仕方なく鑑賞。全く関心も興味も惹かれないまま映画は進みます。「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」ではないですが、肝心もシェイクスピアも往年のプリンス氏に見えて、どうにも画面に集中できません。かてて加えてここでもお出ましは、いつも苦虫を噛み潰したような真一文...