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女は二度決断する

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(2017年/ドイツ) のっけからこう言うのもなんですが、例によって邦題がハチャメチャです。原題は『Aus dem Nichts』で「無の果てより」というような意味らしく、確かにフワッとした感じですが、それにしても「二度決断」はナンセンスです。同じ物事に「決断」を2回するなら、少なくとも最初のは「決断」とは言いません。「本日2回目の一生のお願い!!」と言ってるようなもんです。もう何とかして欲しいで...

500ページの夢の束

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(2018年/アメリカ) たまたまですが「エフィー・グレイ」に続いて本作もダコタ・ファニング嬢主演。「エフィー・グレイ」も旦那に放置される妻という難役でしたが、今回は自閉症。これまた難しい役どころですね。 ダコタ嬢を観るたびに安達祐実さんを彷彿とさせると言ってしまいますが、「家なき子」なんて役柄的にも共通しているような気もします。可愛い顔立ちなのにニコリともしない能面のような無表情さとか。誰にでも...

メッセージ

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(2016年/アメリカ) ジャケットから「宇宙からのメッセージものだろうな」くらいのノリで鑑賞。 想定どおり、地球の12か所に変な形の宇宙船がやってきて大騒ぎ。目的を確認するためにエイミー・アダムス嬢演ずる言語学者をアメリカ軍大佐が招集する。大佐は丸顔童顔でお馴染みのフォレスト・ウィテカー氏。何だか切迫感に欠けるなぁ。 中空に浮かぶ巨大な黒い漆器のような宇宙船の内部へ定期的に入って、タコ型宇宙人(...

女神の見えざる手

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(2016年/アメリカ) ドンデン返し系ということで。 そもそも「ロビイスト」という職業がよく分からなかったので「まあ観てればそのうち分かるか」と思いきや、展開が早いのでそれどころではなく早々に置いていかれてしまいました。 ただ、ドンデン返しのネタは見えたので途中に出てくる伏線も回収しながら気持ち良くエンディングへ。 何はともあれ、主役のスローン役ジェシカ・チャステイン嬢のキレに尽きますね。映画評...

エフィー・グレイ

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(2014年/イギリス) 赤髪の女性のアップのジャケ写、タイトルから「赤髪がグレイになるまでのエフィーさんの半生かな」くらいの感じで鑑賞。 半分は正解で、「エフィー・グレイ」という名の、歴史上初めて夫と離婚をしたヴィクトリア時代(!)の女性のお話です。 なんだか安達祐実さんみたいなエフィー役はなんとダコタ・ファニング嬢!「ハイド・アンド・シーク 暗闇のかくれんぼ」の女の子がこんなに大きくなって!!...

セブン・イヤーズ・イン・チベット

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(1997年/アメリカ) カウボーイハットをかぶったブラッド・ピット氏のジャケット、そしてこのタイトル。一体どんな映画なのかよく分からないまま鑑賞。 最初からネタばらしになりますが、WikiPediaによると「アイガー初登頂で知られるオーストリアの登山家ハインリヒ・ハラーの自伝の映画化。彼がチベットで過ごした7年間、彼と若きダライ・ラマとの交流を描く」という内容です。 序盤の登山フェイズと以降のチ...

アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜

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(2013年/イギリス) これはだいぶん昔からジャケットが気になっていた作品。パーティ中らしきカップルで、女の子がいかにも可笑しそうに口元を押えながら笑っている写真。タイトルは全然知らなくてジャケットだけが目に付いてしょうがありませんでした。 あらためてタイトルは「アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜」・・・まぁもうとろけるようなラブストーリーに間違いありません。仕方ないので鑑賞。 序盤で主人...

グッドフェローズ

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(1990年/アメリカ) ロバート・デ・ニーロ氏が続きます。これもずっと気になっていた作品。監督はギャングもの大好き、マーティン・スコセッシ氏!観ていて、何だか既視感があるなと思ったら同監督、デ・ニーロ氏とジョー・ペシ氏、同じ原作者で撮った「カジノ」(1995年)を観ていたからでした。 主役は本作が出世作となるレイ・リオッタ氏。主役というにはちょっとバランス感覚の欠如を感じさせるのが本作には合って...

ストーン

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(2010年/アメリカ) つい先日鑑賞の「レナードの朝」で精神病患者を演じていたロバート・デ・ニーロ氏と「真実の行方」「ファイト・クラブ」のエドワード・ノートン氏という豪華なキャスティング。さあどんな映画なのか、観る前から期待大です。 冒頭、若きデ・ニーロ氏夫妻はどうも夫の浮気が原因でしっくりいっていない様子。妻がとうとうヒステリーを起こすと、夫も負けずに小さな娘を2階の窓から落とすと脅す。なんと...

ジェニファー・ロペス 戦慄の誘惑

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(2015年/アメリカ) 主演の名前を冠するタイトルって何とも云えない風情がありますね。「ムツゴロウと愉快な仲間たち」とか「森田一義アワー笑っていいとも!」や往年の欽ちゃんシリーズのような。 原題「The Boy Next Door」をこの邦題に変換する「おっさんホイホイ」なセンスたるや、ロペス嬢お色気悩殺シーンがホワンホワンと浮かんできて、地方のストリップ劇場風情と申しましょうか・・・実にトホホ...