Cinema

高慢と偏見とゾンビ

Cinema
2
(2016年/米・英) これはずっとジャケットが気になっていた作品。タイトルも何だかよく分からない。さて、どんな映画なのやら。 蓋を開けてみると、そもそも『高邁と偏見』という恋愛小説(別に映画やBBC制作のドラマにもなっている)にゾンビものをくっつけたらしいです。カレーライスに牛丼をトッピングするように。 そしてカレーライスも牛丼もそれなりにちゃんと作られている、というところがまた訳の分からないと...

スプリット

Cinema
2
(2016年/アメリカ) 「シックス・センス」「ヴィジット」のM・ナイト・シャラマン監督作品。なんせ「シックス・センス」のインパクトが凄かったので、観客もそのハードルの高さを意識しながら、いつも次回作を期待してしまう・・・そして監督もどこかそれを楽しんでいるような愛されキャラですね。嗚呼!今回も期待大!! 離れ目の独特なマスクのヒロインはアニャ・テイラー=ジョイ嬢。他の二人の女子高生役も知らない女...

危険なメソッド

Cinema
2
(2011年/イギリス他) どんな映画か全く予備知識なく鑑賞。 あのユングとフロイト、そして一人の女性患者の物語です。監督はデヴィッド・クローネンバーグ氏。大昔に『ザ・フライ』(1986年)は観ましたが、他の作品は知らないなぁ。 のっけから女性患者役キーラ・ナイトレイ嬢の演技に度胆を抜かれます。思わせぶりなタイトルと相俟って「この患者はフロイトが何らかの策略のためにユングの元に送り込んだのでは・・...

THX 1138

Cinema
3
(1971年/アメリカ) ジョージ・ルーカス氏のデビュー作で、原作・脚本・監督を一人でこなしておられます。で、結論からいうと商業的には鳴かず飛ばず、配給会社が「訳が分からない」とジョージ氏に無断で5分カットしたらしいです。5分カットしたくらいで一体何が変わるのかという気もしますが。 いや、もう最初から「あ、あの手の作品だ」と。『2001年宇宙の旅』ですとか『時計じかけのオレンジ』のスタンリー・キュ...

レイチェルの結婚

Cinema
2
(2008年/アメリカ) ジャケットには大きな瞳と整い過ぎた顔立ちがもはや昭和の漫画に出てくるヒロインを彷彿とさせるアン・ハサウェイ。タイトルが「レイチェルの結婚」とくれば、誰がどう考えてもキラキラなシンデレラストーリー・・・絶対に観るもんかと思っていましたがあろうことか鑑賞。 やれやれ、のっけからベンチで浮かぬ顔のアン・ハサウェイ嬢が煙草をふかす・・・煙草? というわけで、レイチェルはアン嬢のお...

ハッピー・デス・デイ

Cinema
2
(2017年/アメリカ) 「ハッピー・バース・デイ」の「バース」が「デス」にすげ変わっているという実にベタなタイトルが表しているように、いささかお品の良くない女子大生が誕生日の夜に不気味な仮面の人物に殺されると同時に当日の朝に戻っている・・・という「ループもの」です。 ジャケットからしてホラー映画なのですが、面白いのはループしているうちに女子大生がだんだん慣れてきて、鼻歌を歌いながら同じ朝を辿る様...

マウス・オブ・マッドネス

Cinema
2
(1994年/アメリカ) これも何の予備知識もなく鑑賞。ネズミが出てくるのかと思いきや、さにあらず、ベストセラーホラー作家の小説世界と現実世界が交錯する怪奇映画です。 風間杜夫さんを彷彿とさせる保険調査員サム・ニール氏、柏原芳恵さんのようなジュリー・カーメン嬢が何ともB級感溢れる冗長気味の演技を見せてくれます。アメリカの通販のミニドラマを見ているような。 監督はあの『遊星からの物体X』(1982)...

ロウダウン

Cinema
2
(2014年/アメリカ) いわゆる「ジャケ買い」で鑑賞。「実在の伝説的ジャズピアニスト、ジョー・オーバニーの半生を娘の視点から描いた伝記ドラマ」ということです。ジョー・オーバニー・・・知らないなぁ。 薬物中毒からどうにも抜け出せないダメ父親を演ずるジョン・ホークス氏のハマりぶりもさることながら、娘役のエル・ファニング嬢から目が離せません。父親が奏でるピアノに聴き入りながら、知らずに湧き上がってくる...

風と共に去りぬ

Cinema
2
(1939年/アメリカ) いわゆる「名作」が大の苦手な当方ですが、それでも1年に2~3回くらいは魔が差したように見たりします。今回もそんな数少ない一本。 有名なんですが、まったく予備知識がなかったりします。上演時間は222分!3時間42分。途中でインターミッションを挟む映画は『十戒』と『2001年宇宙の旅』以来でしょうか。 ヒロインのスカーレット・オハラ役はヴィヴィアン・リー嬢。『欲望という名の電...

エスター

Cinema
2
(2009年/アメリカ) 「どんでん返し」系で有名な本作、2回目の鑑賞です。というわけでオチは重々承知なので気持ちに余裕を持って観られますね。それが良いのか悪いのか分かりませんが。 いきなり本題から逸れますが、製作にあのレオナルド・ディカプリオ氏の名前があるのは一体どういういきさつなのでしょう?エスターのお母さん役、ヴェラ・ファーミガ嬢と『ディパーテッド』(2006年)で共演したからでしょうか。 ...