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インターステラ―

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(2014年/アメリカ・イギリス)「メメント」「インセプション」のクリストファー・ノーラン監督作品。ジャケ写の印象でいつも何となく「ゼロ・グラビティ」(未鑑賞)とごっちゃになります。主役のマシュー・マコノヒー氏は初見。何回か雑誌の「最もセクシーな男性」に選ばれている人なのだそうですが、そういう風には見えなくて往年の西部劇の脇役っぽいバタ臭さを感じました。それがこの映画(特に序盤)には合っているんで...

青い珊瑚礁

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(1980年/アメリカ)有名な作品ですね。要するに「無人島に子どもの男女が二人きりだとどうなるのか」ということか、と。そういう意味では幼い二人が美しい海でイルカのように泳ぐシーンにすら付加されるボカシがとにかく邪魔で、何も考える前から「そこのおじさん、こんなの見るなんてあんたも好きねぇ」と言われているようなものです。電車の中で観ていてもつい周りの目を気にしてしまう。「じゃあボカシがなければ堂々と観...

ドーン・オブ・ザ・デッド

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(2004年/アメリカ)あの「ゾンビ」(1978年)のリメイク版。といってもオリジナルも観てませんが。オリジナルとの大きな違いはゾンビが「走る」ことだそうで、なるほど、大量のゾンビ達が常時、西宮神社新春福男選び状態です。オープニングから3分くらいで突然主人公の近所の女の子や噛まれた旦那さんがゾンビになって問答無用で襲い掛かってきます。ホウホウの体で逃げ出した街中もゾンビだらけ。なぜそうなのかという...

遊星からの物体Ⅹ

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(1982年/アメリカ)先日観たタランティーノ監督の「ヘイトフル・エイト」と本作が、主演(カート・ラッセル)・音楽(エンニオ・モリコーネ)が同じで、なおかつタランティーノ監督がオマージュしていると思われるシーンを並列で見せる動画もあって、ちゃんと観てみたかったのです。結論から言うと本作を観ながら「ヘイトフル~」を彷彿とさせたシーンは、吹雪の中、誘導の杭をたぐりながら建物を目指すシーンくらいでした。...

アメリカン・ビューティー

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(1999年/アメリカ)これも有名な映画で、なおかつ主演のケヴィン・スペイシー氏が好きなのです。ただ「平凡な核家族が崩壊する過程で、現代アメリカ社会の抱える闇を描き出す」という前説がいかにも面白くなさそうなので観てませんでした。いやぁ、やはりケヴィン氏の一片の隙もない演技が圧巻ですね。表情ひとつとっても至芸です。どうでもいい感丸出しで娘のチアダンスを見始めて、不意打ちで娘の友達に魅かれる表情の変化...

ブリジット・ジョーンズの日記

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(2001年/英・米・仏)有名な映画ですが、「ラヴコメディ」という苦手なジャンルのためずっと敬遠していました。他に観る映画がなかった、というネガティブな理由により鑑賞。ヒロインは「シカゴ」のレネー・ゼルウィガー嬢。この作品のために9kg体重を増やしたということもあって、「シカゴ」の印象は全くありません。シーンによって堪らなく可愛く見えたり、どうしようもなく不細工だったり変幻自在です。でも海外の大方...

ゾディアック

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(2007年/アメリカ)アメリカで1960年代後半に実際にあった連続殺人事件を題材にした映画。あの「セブン」「ファイト・クラブ」「ドラゴン・タトゥーの女」の監督、デヴィッド・フィンチャー作品。主役は相変わらずどっから見ても男前感ギンギンのロバート・ダウニー・Jr氏、「ドニー・ダーコ」「複製された男」のジェイク・ギレンホール氏。新聞記者と新聞社お抱えの風刺漫画家。刑事役のマーク・ラファロ氏は「シャッ...

アイズ ワイド シャット

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(1999年/アメリカ・イギリス)トム・クルーズ氏とニコール・キッドマン嬢という当時実夫婦だった二人の共演、スタンリー・キューブリック監督の遺作というトピックな作品。のっけからニコール・キッドマン嬢の全裸でスタート。「一体どういうレイアウトなんだ?」とつっこみたくなるトイレに座ったキッドマン嬢とトム氏の会話。どこからどう見てもパーフェクトな夫婦でありながら、パーフェクトに堂の入った倦怠振りです。全...

アイム・ノット・シリアルキラー

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(2016年/アイルランド・イギリス)これは「サスペンス・ホラー」というカテゴリーでたまたま見かけた作品。主人公のマックス・レコーズ君が街を自転車で颯爽と走っているオープニング。良い感じです。ところがマックス君、どうも学校や家庭でしっくりいっていない様子。葬儀屋の死体処理の手伝いをしてたりしてちょっと変わっていますが、それ以外は自分を上手くコントロールできない年頃の普通の青年です。そんな彼をいじめ...

イタリア旅行

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(1954年/イタリア・フランス)WikiPediaによると、「ゴダール に“男と女と一台の車とカメラがあれば映画ができる”と言わしめた、ヌーヴェルヴァーグ の原石的傑作とされる」とのことです。しかし身も蓋もないタイトルですね。冒頭の車のシーンから冗長気味なカメラワークで何とも先が思いやられたのですが、ヒロイン登場でそんなのことはどうでもよくなりました。モノクロ映画でもビビッドに美しいその人はイン...