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白雪姫〜あなたが知らないグリム童話〜

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(2019年/フランス・ベルギー)全く食指の動かないタイトルですが鑑賞。イザベル・ユペール女史みたいな義母と絶世の・・・とはいかないまでも今風に整った顔立ちの娘との豪奢な屋敷内でのやり取りから始まります。時は中世・・・かと思いきや、タンクトップ姿で娘がジョギング。現代かぁ、と思ってたら後ろから来た車にそのまま拉致される。なかなか意表を突く展開です。人里離れた森の中で何とか脱出して田舎町でどこか奇妙...

トレジャーハンター・クミコ

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(2014年/アメリカ)「クミコ」?洋画?・・・と思いながら鑑賞。前半は東京ターンで、かなりシンドイOLクミコのかなりシンドイ日常が描かれる。日本人の当方が見ても全く違和感がなく(恐らく字幕前提だからかセリフの声が小さいけど)、あらためて「これ洋画?」と。そんなクミコの唯一の生きがいはあの映画『ファーゴ』の「実話」である雪に埋められた大金のトランクを掘り出すことで、夜な夜な綿密な計画を練る。そして...

アンモナイトの目覚め

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(2020年/イギリス・オーストラリア・アメリカ)全く予備知識なく鑑賞。海辺の片田舎町で観光客向けに化石を販売する女性化石発掘科学者と地学者の夫に連れられて訪れたセレブ婦人との物語。実在人物がモデルで科学者はメアリー・アニング(1799-1847)さん。薄暗く周囲がボケる画面に映るメアリーの浮かない顔と頑固そうな老母とどう見ても貧乏な暮らし振りに「こりゃ重い映画になりそうだ」と覚悟する。地学者の夫...

コンティニュー

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(2020年/アメリカ)いわゆる「ループもの」ですが、主人公が辟易するくらい「無理ゲー即死」→「コンティニュー」→「初めからスタート」のループぶりが凄いです。これは邦題に軍配ですね(原題「Boss Level」)。それも「高層マンションのベッドで美女と迎えた朝」→「いきなり暴漢に大鉈で襲われてお目覚め」→「窓外に現れたヘリコプターによる一斉掃射」→「窓からダイブして路面のトラック荷台に落下」→「ス...

RUN

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(2020年/アメリカ)ほとんど母と娘だけで進むサスペンス映画。ですが二人の演技が秀逸で飽きさせません。しかも娘のキーラ・アレン嬢は本作が映画初出演とは。身体が不自由で幼いころから車いす生活の娘クロエ。自分の幸せは後回しに娘の看護に日々を過ごす母親と二人暮らし。それでも楽し気に過ごす彼女たちですが、娘が大学の合否結果を待つ辺りから二人の関係にずれがでてきます。そのずれは中盤からはっきりと「狂気」と...

ジャンパー

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(2008年/アメリカ)ドリフのコント「もしも〇〇な不動産屋があったら」的な、「もしもテレポーテーションが出来たら」という作品。5歳で母親が家を出ていき、荒くれ親父と二人暮らしで少年は学校でもいじめられ、女の子にプレゼントしたスノーボールを追って川に転落・・・をきっかけに覚醒しててれぽーテション(=ジャンプ)出来る身に。青年になって銀行の大金庫内へのジャンプでキャッシュデリバリー!悠々自適なご身分...

ビーチ・バム まじめに不真面目

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(2019年/アメリカ)前回の「バッド・ルーテナント」に引き続いて、「どう考えても次の瞬間奈落の底に落ちるであろう生き様」シリーズ第二弾です。たまたまですが。今回の主役、放蕩の悦楽詩人を演ずるはマシュー・マコノヒー氏。この人もニコラス・ケイジ氏ほどではないにしても結構クセの強い俳優さんですが、すでに本人の原型をとどめないくらいに演じ切っておられます。金持ちワイフのおかげで万年夏休み的生活を享受する...

バッド・ルーテナント

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(2009年/アメリカ)ニコラス・ケイジさんって神経症的というかエキセントリックな役がはまる俳優さんですが、この作品はその最たる、ですね。片手に拳銃、片手にドラッグのニコラス刑事。その綱渡りのような生き様はどう考えても次の瞬間奈落の底に落ちそうに見えるのですが、なかなかどうして・・・という作品。WikiPediaによると「1992年の『バッド・ルーテナント/刑事とドラッグとキリスト』のリメイク作品...

アンチ・ライフ

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(2020年/アメリカ)先般の『ハード・キル』に続いてブルース・ウィリス氏出演作品。「今回もきっと・・・」とドキドキしながら観だしましたが、人が住めなくなった地球から「シン・地球」へ向かう最後の宇宙船に乗り込もうとするパニック状態を描く冒頭、なかなかの迫力です。これは大丈夫かも。序盤からさっそく登場の我らがブルース氏、流浪のならず者という設定ですが、ちっともそう見えないところはご愛敬。いえいえどう...

ブレイキング・イン

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(2019年/アメリカ)冒頭、豪奢なワードローブから時計などをチョイスして町へジョギングに繰り出す黒人老紳士をカメラが追う、スタイリッシュな出だしに期待大。ところがそこから舞台をメインの、これまた豪奢&機械警備万全の館に移った途端になんだかモタモタし始めます。自宅に押し入った強盗たちと母子の息詰まる攻防、という構図は『パニック・ルーム』と同様なのですが、強盗たちの呆気にとられるような脇の甘さもこれ...