Cinema

恋におちたシェイクスピア

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(1998年/アメリカ・イギリス) もうタイトルからして受け容れ難いですね。絶対観るもんかとここまできましたが、もうたいがいdTVの洋画は観尽くしていて、仕方なく鑑賞。 全く関心も興味も惹かれないまま映画は進みます。「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」ではないですが、肝心もシェイクスピアも往年のプリンス氏に見えて、どうにも画面に集中できません。 かてて加えてここでもお出ましは、いつも苦虫を噛み潰したような...

ある画家の数奇な運命

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(2018年/ドイツ) ドイツ映画は珍しいですが、しかも前半はホロコーストが(ある画家のちょっとエキセントリックな親戚のお姉さんのエピソード、というオブラートがかけられているにせよ)真正面から描かれていてしんどいですが、ここは我慢してちゃんと観ないと、ですね。 話が前後しますが、「ある画家」というのは存命の著名な(存じ上げなかったですが)芸術家ゲルハルト・リヒター氏がモデルで、映画化の条件は「何が...

バリー・シール/アメリカをはめた男

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(2017年/アメリカ) このトム・クルーズ氏とレオナルド・ディカプリオ氏の映画はもうこの人たちの溢れ出るオーラだけで「凄いものを観た」という感じになっちゃいますね。個人的にはあまりにも脂っこくてどちらも正直好きではないのですが。 そうは言っても凄腕パイロットにして、CIAと麻薬組織の副業で稼ぎまくった実在のハチャメチャ男をノリノリで演じるトム氏からは目が離せません。 あまりにハチャメチャな稼ぎっ...

博士と彼女のセオリー

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(2014年/イギリス) 「天才にまつわるエトセトラ」ものとして、何となく『イミテーション・ゲーム』とごっちゃのまま今まで未観だった作品。 主人公のスティーヴン・ホーキング博士演ずるは『リリーのすべて』のエディ・レッドメインさん。のっぴきならない辛苦を背負う役が多いですね。今回も難病ALSで顔を歪めながら最後にはセリフも言えずに感情を表現するという難役を見事にこなされていました。アカデミー賞主演男...

ルーム

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(2015年/カナダ・アイルランド・イギリス・アメリカ) どことなく『ダンサー・イン・ザ・ダーク』を彷彿とするジャケ写でなんとなく避けてきた作品ですが、最近はまっているA24配給ということで鑑賞。 狭い部屋で遊ぶプリー・ラーソン嬢演ずる母親と5歳のジェイコブ・トレンブレイ君。母親が17歳のときに拉致され、それ以来小屋に監禁されている。嗚呼、やっぱり鬱展開かぁ。 ところが半ばでまさかのジェイコブ君脱...

スイス・アーミー・マン

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(2016年/アメリカ) 「スイス・アーミー・マンって何だろう」と観終わってからも思っていたのですが、WikiPediaによると「スイスアーミーナイフのように様々な機能を備えている」男とのこと。なるほど。 というわけでそのドラえもん的ポテンシャルを持つ男はすでにこの世の人ではなく死体として登場。しかも演ずるはあの『ハリー・ポッター』ことダニエル・ラドクリフ氏! 無人島で死を覚悟した、もう一人の主役...

スウィング・キッズ

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(2018年/韓国) 上野樹里さん主演の『スウィングガールズ』を彷彿とさせるタイトルですが、こちらはタップダンスを軸に、時代も1950年代の朝鮮戦争下、捕虜収容所内が舞台です。 水泳の北島 康介さんを彷彿とさせる韓国アイドルグループEXO(知らない。)のD.O.君(知らない。)が独特な存在感を放ちます。実際にタップダンサーでもあるチームリーダーの米軍兵役ジャレッド・グライムス氏のタップも流石の迫力...

メイキング・オブ・モータウン

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(2019年/アメリカ・イギリス) これはもう音楽好きにはたまらない一作です。とはいえ当方、実は「モータウンってよく聞くけど何なんだろう」タイプだったので、どこを切っても「うわー!」「そうだったのか!」の金太郎飴状態。 スティービー・ワンダー、マービン・ゲイ、ジャクソン5、テンプテーションズ、ダイアナ・ロス&スプリームス・・・出るわ出るわのツワモノ揃い。 アーティストも凄いですが、なにはともあれレ...

麦秋

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(1934年/アメリカ) WikiPediaによると「共同体システムによる自給自足農業の記事を読んだキング・ヴィダー監督が自ら製作を務めて作った」作品とのことで、「公開当時は社会主義的という批評」もあったそうです。 世界恐慌という時代背景もあって、監督の「こういう世界っていいよね」という思いが伝わってくる、といいますか、もうそれしかない感じです。それはそれで潔く、真っ直ぐな好ましい映画となっていま...

アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル

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(2017年/アメリカ) レオタードを着て壁際の椅子に座った女性がグワっと足を広げてこちらを見据えるジャケットに「史上最大のスキャンダル」のサブタイトル・・・一体どんな映画なのか気になりながらもスルーしていた作品。 実際にあったフィギュアスケートの暴行事件を当時の関係者がそれぞれインタビューに答えるというドキュメント風になっています。が、それぞれの言い分は矛盾しているわ、それぞれの人物がかなりエキ...