Cinema

エクソシスト(ディレクターズカット版)

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(1973年/アメリカ) 言わずと知れたオカルト映画の代名詞的作品。映画が特別な存在として世の中に影響を与えられた古き良き(?)時代でしょうか、一世を風靡しました。 イラク北部の遺跡発掘現場から映画は始まります。WikiPediaによると「国交のないイラクでの撮影は極めて稀なケースだったが、血糊の作り方を教えることと引き換えに撮影許可を得た」とのこと。血糊の作り方? この遺跡発掘現場のシークエンス...

スペース カウボーイ

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(2000年/アメリカ) ジャミロクワイにあらず、クリント・イーストウッド主演・監督・製作作品です。 アメリカ初の宇宙飛行士の座をチンパンジーに奪われた空軍パイロットが40年の歳月を経て、再び宇宙を目指すというストーリー。無茶苦茶ですが、宇宙に行くまでの前半はコミカルに、そして宇宙に飛び立ってからの後半はシリアスに、と一粒で二度美味しい映画に仕上げているのは流石イーストウッド監督。「映画ってのはこ...

白鯨との闘い

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(2015年/アメリカ) しかし「白鯨との闘い」(原題:In the Heart of the Sea)というタイトルも、「夏休みの思い出」という感じで何だか小学生低学年チックですね。WikiPediaによると「『白鯨のいた海』という邦題で公開される予定であったが、後に変更となった」ということですが、これもわざわざ変更するほどのことでもなかろうて。 という苦言を呈しつつも、映画自体は実に映画らしい...

MILES AHEAD/マイルス・デイヴィス 空白の5年間

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(2015年/アメリカ) 何と言っても「モダン・ジャズの帝王」、時々アルバムを聴いたり、「死刑台のエレベーター」の映画音楽(ラッシュ映像を見ながらの即興演奏らしい)に触れたりというのはありましたが、いまいち凄さが分からなくて、そういう意味でも何か得るものがあるはずという期待を込めて鑑賞。 のっけから不遜な態度でのインタビューシーン。初監督にして主演のドン・チードル氏によるマイルス・・・どうしても北...

ヒア アフター

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(2010年/アメリカ) ジャケ写で「マット・デイモン氏主演作」というだけの前情報。蓋を開けてみれば監督はクリント・イーストウッド氏、製作総指揮にはスティーブン・スピルバーグの名前も。想定外に豪華な布陣です。 というわけで、冒頭のスマトラ島沖地震をモチーフにしたと思われる津波のシーンは圧巻です。当時見た生々しい映像が蘇えります。 この津波に巻き込まれて蘇生した女性キャスター、霊と交信できる能力を持...

インベージョン

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(2007年/アメリカ) まずは何と言ってもキャストが豪華です。主役はニコール・キッドマン嬢。その仕事仲間が007ダニエル・クレイグ氏。凄いですね。 『盗まれた街』という小説の4度目の映画化作品、ということでストーリーもすっかりこなれているはずなのですが、正直なところ「このキャストで4回も撮るような映画なのか」と。 タイトルが示すとおり、周りの人たちがどんどん「宇宙人」化していくという内容なのです...

16ブロック

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(2006年/アメリカ) ブルース・ウィリス氏主演のアクション映画というのは、どれも「ダイ・ハード」シリーズのスピンオフみたいで、それはもうサスペンス劇場における船越英一郎氏の存在と双璧と言っても過言ではないでしょう。 というわけで本作も「エリート路線からはドロップアウト気味で頼りなさ気に見えつつも実は熱さを胸に秘めた男」であるヨレヨレ刑事が片平なぎさ嬢と・・・もとい、本業がラッパーのモス・デス君...

オーロラの彼方へ

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(2000年/アメリカ) ずっとタイトルは知っていましたが、タイトルがタイトルなので何となく避けていた作品。原題「Frequency(周波数)」がどういう曲折を経ればこんなロマンチックなタイトルになるのか、と。 オーロラが出てこないわけではないのです。異常気象によるオーロラの夜、30年の時空を超えて父と息子の無線機の「周波数」がリンクする、というのが映画の軸となっているので。 この30年の時差を使...

バーニング・オーシャン

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(2016年/アメリカ) 2010年に実際に起こったメキシコ湾原油掘削施設での爆発事故を描いた作品。 とはいえ、オープニングは主演のマーク・ウォールバーグ氏(「ディパーテッド」、「ハプニング」、「テッド」シリーズ(未観))と妻役のケイト・ハドソン嬢(「スケルトン・キー」)のベッドシーンから。・・・このくだり、要りますか? 気を取り直して、掘削施設ディープウォーター・ホライズンに舞台が移ると俄然スリ...

エルム街の悪夢

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(1984年/アメリカ) そもそもこの手のホラー映画が嫌いなんですね。夢の中で怪人に襲われ殺されて、現実でも死に至っているなんて、もうどうしようもないわけで、登場人物や観客を怖がらせる手法の安易さたるや、往年の「どっきりカメラ」への憤懣遣る方無さを思い出しました。簡単に言いますと「胸糞が悪くなる」というやつです。 なので、こういう奴がこうなった理由なり弱点なりをつきとめてさっさと退治してくれ!とい...